なかなか取れない膝の痛みにお悩みではありませんか?
この記事では、膝の痛みに悩む方がほとんどといっていいほど、使えていない筋肉とその筋肉が使えるようになるための運動療法をご紹介いたします。
整体院や整骨院などたくさん通っていたけど改善が見られないという方が、この記事で紹介する運動療法で一気に改善に向かうこともあります。
使いすぎている筋肉を緩めるだけではなく、使えていない伸び切った筋肉を縮めるということも痛みを散るうえでは大切です。
なかなか取れない膝の痛みに悩んでいるという方は参考にしてみてください。
上原先生、こんにちは!
今日は膝が痛くて、、、
哲子さんこんにちは!
膝が痛いんですね。
ちなみに膝のどのあたりが痛みますか?
膝の内側ですね、、、
ちなみに哲子さんは立っているときにつま先は、正面を向いていますか?
いえ、正面ではなく外を向いていますね。
がに股みたいでいやなんです、、、
ではちょっとしたチェックをしてみましょう!
下腿外旋症候群のチェックをしてみよう
下腿外旋症候群(かたいがいせんしょうこうぐん)という言葉を聞いたことはありますか?
その名の通り、下腿(膝から下)が外側に捻じれてしまっている状態のことを言います。
この下腿外旋症候群があると、つま先の向きが外に向いてしまいます。
これがあると膝の痛みが起こりやすくなるといわれていますので、ひざ痛で悩んでいてこの状態にある人は改善すべきです!
まずは、当てはまるか簡単なチェック方法をご紹介します。
下腿外旋症候群のセルフチェック
膝のお皿の外側のラインに脛骨の出っ張り部分が近ければ近いほど下腿は外旋していると考えられます。
正常は、脛骨の出っ張りが膝の両端の真ん中あたりに位置しています。
どうでしたか?
ほとんどお皿の外側と同じ位置くらいでした!
下腿が外旋しているってことですね!
そういうことです!
この状態で使えていない筋肉はどこか解説していきます。
下腿外旋症候群の犯人は膝窩筋がさぼっているから!?
膝窩筋(しっかきん)という膝の裏にある筋肉をご存じでしょうか?
膝窩筋は膝を曲げたり、膝関節の安定に働いたりといった様々な作用があります。
そして膝窩筋には下腿の内旋という下腿を内側にねじる大事な仕事があるのですが、この膝窩筋が使えなくなることによって下腿外旋症候群は起こりやすくなってしまいます。
そのため、この筋肉をしっかり使えるようにすることが、下腿外旋症候群の改善のためにはとっても大事なんです!
※イラストは後ろから見た図です。
やってみよう!膝窩筋の運動療法
膝窩筋の運動療法は、座った状態で行います。
使い慣れていない方は、最初使っている感覚がつかみにくいですが、繰り返しやっていくと膝窩筋に力が入る感覚がわかってくると思います。
片足の膝を立てて座ります。
その時の角度は、100°以上が理想です。
つま先を上げたほうが膝窩筋に力が上手に入ります。
下腿を外旋させることで膝窩筋が弛緩しさらに力を入れやすくします。
内旋させるように力を入れたときに膝の裏にしっかりと力が入る感覚があれば膝窩筋が使えています。
もし、力の入る感覚がなければ栂を曲げる角度をもう少し深くしてみるなどやり方を変えてみましょう!
きっと使いやすい膝の位置があります。
膝窩筋に力が入っている状態で10秒キープ×5セットを目安に行いましょう!
※良くない例
膝を内側にひねるのではなく、内側に倒すような動き
これは膝窩筋を使った力の入れ方ではありません。
膝窩筋運動療法の後にもう一度膝の位置をチェック
最初にチェックした脛骨粗面の位置が膝のお皿の真ん中あたりに来ていればOKです!
正しく膝窩筋を使えれば外旋していた足は正しい位置に戻っていきます。
ほんとだ!
ほんの少ししかやっていないのに位置が変わってる!
まとめ
膝の痛みを抱えている方のほとんどは、膝窩筋が使えていないために下腿が外旋してしまっているケースが多いです。
今回ご紹介したセルフチェックで下腿が外旋していないかチェックして、当てはまっている方は膝窩筋の運動療法をぜひ試してみてください!
下腿外旋症候群による膝へのストレスが軽減されひざ痛改善につながってきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。